はじめに

Fabric for Mayaはユーザビリティを念頭において作られました。単に、プログラマーがFabricを既存のDCCに統合できるようにするためのAPIセットだけを提供するのではなく、テクニカルディレクターの皆さんのためにMayaプラグインも作られています。つまり、ネイティブなグラフィカル・ユーザーインターフェースや3Dビューポート内での視覚的なOpenGLのデバッギングはもちろんのこと、スクリプティングのためのコマンドを用意しています。このプラグインはMayaの内部において、Canvasの非常に緊密な統合を実現しています。テクニカルディレクターの皆さんは、カスタムのMayaノードやデフォーマーを使用し、続いてそれらのノードを含んだCanvasグラフを作成できます。ノード群は標準のMaya計算ユニットを操作し、さらに、Canvasグラフはテクニカルディレクターが安全にパフォーマンス・クリティカルなコードをビルドできるようにします。例えば、リギング、FXシミュレーション、またはその他のあらゆる重たいデータ処理のような目的のために。