Fabric DCC統合版のインストール¶
Fabric Engine ライセンスのインストール セクションに記載したように、 Fabric Engine の動作はいくつもの環境変数に依存しています。これらの値はDCC毎に、 Fabric Engine を統合するため別個に設定する必要があります。この文書では、 Fabric Engine アーカイブを展開したフォルダにメインの環境変数である FABRIC_DIR
を設定ししたものとします。Windowsでは、 Control Panel (このリンクを参照) より環境変数の設定が可能。
注釈
Windows では標準的なコマンドプロンプトでは export のかわりに set コマンドをつかいます。Installing Fabric for 3ds Max¶
Fabric for 3ds Max is distributed as a .dlu plugin and is located in the folder <FABRIC-LOCATION>/DCC_Integrations
. Fabric for 3ds Max expects certain environment variables to be set. To simplify the process, a batch file is included in each Fabric3dsmax* folder. Running the batch file should set-up the plugin and launch 3ds Max.
Fabric for Mayaのインストール¶
Fabric for Mayaプラグインは標準的なプラグインモジュール形式として用意されています。Mayaにプラグインモジュールを認識させるため、Mayaの起動前に環境変数 MAYA_MODULE_PATH
を設定します。この変数の値には FabricMaya.mod ファイル ―KL(RT)型やKL拡張、UIファイルへの相対パス― を含むフォルダを設定します。手動で MAYA_MODULE_PATH
を設定するには以下のようにします
export MAYA_MODULE_PATH=$FABRIC_DIR/DCCIntegrations/FabricMaya<version>
<version> 部分は使用しているMayaのバージョンです
もちろん以下のように絶対パスを入れてもよいです:
export MAYA_MODULE_PATH=c:/Users/MyUser/Download/FabricEngine-pablo-Windows-x86_64/DCCIntegrations/FabricMaya<version>
注釈
上記のように絶対パスを使用すると、インストール状況に左右されません。また、WindowsではMayaから正常に認識できなくなるためMAYA_MODULE_PATH
の値末尾にスラッシュを含めてはいけません。もちろん MAYA_MODULE_PATH
を Maya.env に記述してもよいでしょう。
Mayaを起動したら、 Window > Settings/Preferences > Plug-in Manager window を開き FabricMayaプラグインを読み込みます。
pythonクライアントを使用するのであれば PYTHONPATH
に Mayaモジュールに含まれる Python/PYTHON_VERSION サブフォルダが自動で追加されます。
注釈
Maya comes with its own version of PySide (or PySide2 starting in Maya 2017). When launching maya from the console after source the fabric environment this might cause issues. If you experience any hick-ups concerning PySide inside of Maya when launching maya from the console please make sure that the Fabric folders are listed after
the Maya related python folders in the PYTHONPATH
.
Fabric for MODO のインストール¶
The Fabric for MODO プラグインは kit として用意され、 <FABRIC-LOCATION>/DCC_Integrations
フォルダにあります。The Fabric for MODO キットのインストール法:
- MODOを起動
- メインメニューから “System -> Run Script ...”
- ファイルダイアログを使用し、
<FABRIC-LOCATION>/DCC_Integrations/FabricModo``フォルダにある ``setup_script.py
ファイルを開きます。 - 二つ目のダイアログが表示されます。もう一度同じファイル(
setup_script.py
) を開きます。 - 今度はFabricのセットアップ完了を意味するメッセージボックスが表示されます。
- メッセージボックスを閉じ MODO を再起動します。
- インストールされたかを確認のため、サンプルシーン
<FABRIC-LOCATION>/Samples/Modo/PolygonMesh_Push_plus_Cubes.lxo
を開きます。シーン読み込みが完了したのち、ロケータ「move_me_around」を選択し動かしてみましょう。トーラスに対し押し出し効果が現れているはずです。
注釈
プラグインの初回起動の際、そのターゲットプラットフォーム用の複数のCPU向けの全てのエクステンションのビルドが行われ、数分を要します。‘FABRIC’ 環境変数(オプショナル)
‘FABRIC’ 環境変数をシステムに設定していない場合、プラグインが自動で一時的な値を設定します。これを手動で設定するには以下のようにします;
export FABRIC_EXTS_PATH=$FABRIC_DIR/Exts
export FABRIC_DFG_PATH=$FABRIC_DIR/Presets
手動で設定する際の重要な点は、単一のエクステンションパス(あるいはプリセットパス)だけではなく、複数のパスをセミコロン(Windows)やコロン(unix)で分かち書きすることができる点です。独自の Fabric エクステンションを独自のフォルダに保存する場合以下のようにします(Windows)
export FABRIC_EXTS_PATH=$FABRIC_DIR/Exts;D:/StudioXYFabric/Exts;C:/Temp/Tests/
export FABRIC_DFG_PATH=$FABRIC_DIR/Presets;D:/StudioXYFabric/Presets;C:/RnDPresets
Fabric for Softimageのインストール¶
Fabric for Softimageプラグインは標準的なワークグループ形式として用意されています。ワークグループを読み込むためにはプラグインマネージャからワークグループの接続を行い、プラグインを展開した場所を指定します。
‘FABRIC’ 環境変数(オプショナル)
‘FABRIC’ 環境変数をシステムに設定していない場合、プラグインが自動で一時的な値を設定します。これを手動で設定するには以下のようにします;
export FABRIC_EXTS_PATH=$FABRIC_DIR/Exts
export FABRIC_DFG_PATH=$FABRIC_DIR/Presets
手動で設定する際の重要な点は、単一のエクステンションパス(あるいはプリセットパス)だけではなく、複数のパスをセミコロン(Windows)やコロン(unix)で分かち書きすることができる点です。独自の Fabric エクステンションを独自のフォルダに保存する場合以下のようにします(Windows)
export FABRIC_EXTS_PATH=$FABRIC_DIR/Exts;D:/StudioXYFabric/Exts;C:/Temp/Tests/
export FABRIC_DFG_PATH=$FABRIC_DIR/Presets;D:/StudioXYFabric/Presets;C:/RnDPresets
python client ―pythonインターフェースか同じデータにアクセスすることができます―を使用するため環境変数 PYTHONPATH
にFabric for Softimage ワークグループ内の Python/PYTHON_VERSION フォルダを追加します。使用OSによって場合により、 FabricCore-2.4.0 ライブラリを PATH
もしくは LD_LIBRARY_PATH
に追加する必要があります。